「世界中年会議」
2005年 09月 25日
お疲れ中により、またまた引用です。
四元やすひろの詩です。
こんなこと考えながら食べるのかな?って感じですが、読み終わるとピザ食べたくなっちゃうんですよね〜!
混沌のピザ
煮えたぎるチーズのチーズの海から
せり上がるペパロー二の群礁
漂うオニオンと
音もなく降り注ぐオレガノ
鼻をつく鋭い匂いは忽ちのうちに広がって
彼方の座敷の掛け軸の前で
懐石料理に箸を差し出す和服の男が
顔をしかめてのけぞっている
だが恥じることはないのだ
洗練も風流も
一皮むけばどろどろの
のたうち回るマグマのなかに
眼も鼻も口も混ぜ合わせていて
ただ盲目の生への欲望だけを叫んでいる
糸を引くチーズを指にからめて
指の回りをべったりと赤く汚して
混沌のピザをがむしゃらに平らげると
からだの奥のどことも知れぬ暗がりから
ぽかりとげっぷが立ち昇る
四元やすひろの詩です。
こんなこと考えながら食べるのかな?って感じですが、読み終わるとピザ食べたくなっちゃうんですよね〜!
混沌のピザ
煮えたぎるチーズのチーズの海から
せり上がるペパロー二の群礁
漂うオニオンと
音もなく降り注ぐオレガノ
鼻をつく鋭い匂いは忽ちのうちに広がって
彼方の座敷の掛け軸の前で
懐石料理に箸を差し出す和服の男が
顔をしかめてのけぞっている
だが恥じることはないのだ
洗練も風流も
一皮むけばどろどろの
のたうち回るマグマのなかに
眼も鼻も口も混ぜ合わせていて
ただ盲目の生への欲望だけを叫んでいる
糸を引くチーズを指にからめて
指の回りをべったりと赤く汚して
混沌のピザをがむしゃらに平らげると
からだの奥のどことも知れぬ暗がりから
ぽかりとげっぷが立ち昇る
by kinokuni1
| 2005-09-25 10:33
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