たまには真面目に
2006年 08月 06日
今日は本の紹介です。
「私はだれになっていくの?」クリスティーン・ボーデン著
最近映画にもなってご存じの方も多い、若年性アルツハイマー病による痴呆症になられた方の、体験を元にした貴重な自伝です。
誰もがなりうる明日の自分だと思います。
認知症=記憶障害 なんだけども、どちらかというと
認知症=問題行動=壮絶 の方が取り上げられやすく、
映画でも結構そこを取り上げてるけど、
環境整備や対応の仕方によるもので改善できることが多いようです。
でも、実際どうなの?
というわけで、今回の本をオススメします。
自分という枠組みが崩れていく時の混乱や不安、心許なさ、絶望感、自立していた生活から誰がに頼らなければいけない人へなった事への苛立ち…
彼女の心と体の軌跡を読んでいると、確かに悲しく辛いこともたっくさんある。だけど、それだけじゃない。
自分が死ぬとき、何か疾患にかかって死ぬなら、認知症も悪くないなと思えました(*^_^*)
by kinokuni1
| 2006-08-06 19:45
| 2 雑記